SONYデジタルペーパーDPT-S1

SONYデジタルペーパーDPT-S1 をお借りすることができたので,いろいろ試している[追記:気に入ったので,買った]。

軽い(358g)。Kindle端末より薄い(6.8mm)。

ディスプレイのサイズは270.4mm × 202.8mmで,A4サイズ(297mm × 210mm)より若干狭いが,紙の印刷マージンを考えれば,実質A4サイズといえる。16階調グレースケール,1200×1600ピクセル,150ppiの画面は,近づいて見るとやや粗いが,eジャーナルや自炊本を読むには十分である。

本体の空き容量は約2.8GBだが,microSD/microSDHCカードで最大32GB増やすことができる。

電磁誘導方式のペンにより,PDFに書き込むことができるのがおもしろい。書き込んだPDFをパソコンに転送しても書き込みが残る。つまりPDFが上書きされる。

マイクロUSB端子により,充電・ファイル転送ができる。USBケーブル・電源アダプタが付属している。充電時間は,電源アダプタなら2.5時間,PC接続なら3.5時間。

電源スイッチを押してから起動までに30秒,シャットダウン(電源ボタン長押し→[はい])に30秒かかる。通常は電源オンオフではなくスリープ(電源ボタン短押し)を使う。起動・スリープ解除のパスワードを設定することができるだけでなく,内部ストレージの暗号化もできる。

下の図は拙著『LaTeX2e美文書作成入門』第6版PDFを表示したところである。

表示例

Written on February 3, 2015